精神領域の作業療法では、対象者の方の生きづらさや何が大変で困っているのかを、対象者の方とコミュニケーションを取ったり、対象者のやりたいことを一緒にやりながら探していきます。
対象者が自分らしく生きることができるように、生活習慣から趣味活動・通学、仕事など様々な場面を想定して、一緒にリハビリを行なっています。
精神疾患は症状が重い状態の方だと、起きる気力が起きない・好きなことをしても楽しいと思えないなど、様々な状態になってしまいます。そのため、まずは楽しむ経験や、周り人と一緒に作業をして達成感や喜びを共有する体験を大切にリハビリを行なっていきます。例としては、カラオケやゲーム・スポーツ・創作活動などで楽しく活動を行なっていき、楽しいことを楽しいと思える経験や周りの人に認められる経験など積み重ねていきます。そうしていく中で、だんだんと活力が上がってきたり生活が安定してくるので、徐々に身の回りの生活のことや退院後の生活(家事や通学・仕事etc)を見据えた練習を対象者と一緒に練習していくことが多いです。また、ストレスの対処法や発散方法など大切なことなので、ストレス対処の方法の練習なども行います。さらに、退院後にどのような生活環境(家の場所・学校や職場の人間関係や場所etc)で暮らしたら、暮らしやすくなるのかなども考え、提案などもしていくことも重要なことなので、生活環境を整える提案なども行なっています。
今辛い思いをしていたり、これまでの人生で辛い思いをしてきた対象者の方が、これからの人生をより良く過ごすことができるように、対象者に寄り添った関わりができる作業療法士を育てたいと思って教員をしています。